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高配当株投資は初心者におすすめ
「株式投資は難しそう…」と思っている方にこそ、高配当株投資は初心者にもおすすめの安定した投資方法。
高配当株とは、配当の利回りが高い株のことで、株を保有することで比較的多くの配当金がもらえる銘柄のこと。投資初心者でも始めやすく、安定したリターンが期待できます。
配当とは?
まず、「配当」とは何かを簡単に説明します。
株式を発行している会社は、利益が出た場合にその一部を株主に還元することがありますが、この利益の分配金が「配当」。
配当は年に1回や2回、会社によっては4回支払うところもあり、持っているだけでお金がもらえる仕組みなのです。
利回りとは?
「利回り」とは、投資金額に対する配当金の割合のこと。
たとえば、株価が1,000円で年間の配当金が50円なら、利回りは5%(50÷1,000)となります。
この数字が高いほど「高配当株」と呼ばれ、一般的に利回り3%以上を指すことが多い。最近の銀行の定期預金利息は、メガバンクで0.2%程度、一部のネット銀行で1%を超えるところも出てきましたが、それら利息と比べて、高配当株はかなり魅力的ですよね。
初心者におすすめの理由
初心者に高配当株投資をすすめる理由は、以下のとおりです。
配当投資のメリット
配当投資のデメリット
銘柄を選ぶポイント
初心者が高配当株を選ぶときのポイントを以下に紹介します。
利回りは3~5%程度が目安
利回りが高ければ高いほど魅力的に感じますが、6%を超えるような高すぎる利回りは注意が必要。業績悪化や株価急落が原因で一時的に利回りが高くなっている可能性もあります。安定した配当を重視するなら、3〜5%程度の利回りが目安。
連続増配・累進配当を長年継続するような安定配当の実績がある企業
毎年少しずつ配当を増やし続けている(連続増配)企業や、前年と同額かそれ以上を継続(累進配当)している企業は配当に対する姿勢が安定していると考えられます。長期的に保有していても安心できるため、連続増配や累進配当が長期間続く銘柄や、少なくとも過去5~10年の配当実績が安定している銘柄がおすすめ。
配当性向が極端でない(50%~70%が目安)
配当性向とは、会社が得た利益のうち何%を配当金として支払っているかを示す数値。極端に高すぎる(70%を超える)と、無理に配当を出している可能性があり、減配リスクが高まります。逆に低すぎると配当をあまり重視していない企業といえます。50〜70%程度が健全な水準です。
業績や財務が安定している
企業の利益が安定していないと、配当も安定しません。売上や利益が年ごとに大きく変動していないか、自己資本比率や営業利益率などを簡単にチェックしましょう。また、借金が少なく、資金繰りが健全な企業の方が安心。
時価総額が大きい企業
時価総額とは、企業の株価×発行済株式数で算出される、企業の規模を示す指標。時価総額が大きい企業は、業界内での地位が高く、経営も安定している傾向があります。初心者は、まず東証プライム市場に上場しているような大型企業を中心に選ぶと、急激な株価変動や減配リスクを抑えやすくなります。
業種分散を意識する
高配当株は特定の業種に集中しがちですが、同じ業界ばかりに投資すると、経済の変動に弱くなります。例えば、銀行・通信・エネルギー・医薬など、異なる業種をバランスよく組み合わせることで、リスク分散につながります。
まとめ:まずは少額からスタート
高配当株投資は、少しずつ資産を増やしていきたい人にぴったりの方法。
各種ポイントごとに1株から投資できる証券会社がそれぞれあり、サービスも拡大する傾向にあります。
まずは無理のない範囲で、配当金を受け取る喜びを体験してみてください。
では始めてみましょう!