ポイント投資の始め方

▼ 目次

  1. 用語の解説
  2. 楽天ポイントで始める
  3. pontaポイント、Vポイントで始める
  4. dポイントで始める
  5. PayPayポイントで始める

まず株取引の用語について解説します。

前場(ぜんば)、後場(ごば)

東京証券取引所の午前の取引時間(9:00~11:30)を前場、午後の取引時間(12:30~15:30)を後場といいます。

寄付(よりつき)

前場の取引開始後、または後場の取引開始後、最初に注文が成立した時点のこと。またはその時点での株価を指すこともあります。

引け

前場、後場の最後に注文が成立した時点(またはその時の株価)のこと。前場の引けは「前引け」、後場の引けは「大引け」といいます。

成行(なりゆき)

株の買値を指定せず、株数だけを指定し、その時点の市場価格に任せて取引を成立させる注文方法。

指値(さしね)

株の買値と株数を指定する注文方法。

約定(やくじょう)

取引が成立すること。

スプレッド

取引価格に上乗せされる取引コスト。例えば、1株1000円で買い注文した場合、スプレッド0.5%であれば、約定するのは995円(1000円から0.5%差し引いた価格)以下となります。

楽天証券一択

 楽天ポイントで1株から買える証券会社は楽天証券だけ。また、楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントがありますが、株購入に使えるのは通常ポイントのみ。1ポイント=1円として1株単位で買うことができます。

楽天証券では、2025年7月より、100円から1円単位の金額指定で購入できるサービスが始まりました。(NISA口座限定) いずれ調査して、当ブログに載せたいと思います。

楽天証券の特徴

※以下は1株単位で国内株を売買する場合の特徴です。

取引が可能な国内銘柄数:2182 (うち、リアルタイム取引対象:833) ※2025年4月現在
ポイントで購入可能なツール:PC版WEB、スマホ版WEB、スマホアプリ「iSPEED」。
取引方法:寄付取引リアルタイム取引

寄付取引リアルタイム取引
注文方法成行成行/指値
取引タイミング前場寄付9:00~11:30、
12:30~15:25
注文受付時間前日17:00~8:459:00(寄付後)~11:30、12:30(寄付後)~15:25
売買手数料無料スプレッド0.22%

楽天証券のメリット、デメリット

大手ネット証券で唯一のリアルタイム指値取引対応。
ポイント購入できるツールが豊富。(アプリが使いやすい)

手数料無料の取引が前場寄付だけ。

おすすめはSBI証券

pontaポイントで株が買える証券会社は、SBI証券、三菱UFJeスマート証券、大和コネクト証券などがありますが、手数料無料はSBI証券のみ。またSBI証券はVポイントで株が買える唯一の証券会社。ということで、おすすめはpontaポイント、Vポイントのどちらも使えるSBI証券。1ポイント=1円として1株単位で買うことができます。

SBI証券の特徴

※以下は1株単位で国内株を売買する場合の特徴です。

取引が可能な国内銘柄数:約3500 ※2020年5月現在
取引ツール:PC版WEB。
取引方法:前場寄付、後場寄付後場引け

前場寄付後場寄付後場引け
注文方法成行成行成行
取引タイミング前場寄付後場寄付後場引け(大引け)
注文受付時間前日14:00~24:00、
0:00~7:00
7:00~10:3010:30~14:00
売買手数料無料無料無料

SBI証券のメリット、デメリット

pontaポイントとVポイントが使える。
売買ともに手数料無料。

ポイント購入できるツールがPC版WEBだけ。しかも使いにくい。

おすすめは日興フロッギー

dポイントで株が買える証券会社は、日興フロッギー、大和コネクト証券などありますが、おすすめは日興フロッギー。日興フロッギーの大きな特徴は、通常ポイントはもちろん、期間限定ポイントも使えること(1ポイント=1円)、それと最低100円から100円単位の金額指定で1株未満の株が買えることです。例えば、1株1000円の株を100円で0.1株分として購入可能で、配当金も0.1株分もらえます。

日興フロッギーの特徴

取引が可能な国内銘柄数:約3900
取引ツール:PC版WEB、スマホ版WEB。
取引方法:前場寄付、後場寄付

前場寄付後場寄付
注文方法成行成行
取引タイミング前場寄付後場寄付
注文受付時間前日16:30~2:00、
5:00~8:00
8:00~11:30
売買手数料(※)買い:無料
売り:スプレッド0.5%
買い:無料
売り:スプレッド0.5%

(※)売買が100万円以下の場合

日興フロッギーのメリット、デメリット

期間限定ポイントが使える。
株価が高い銘柄も100円単位で買える。

売りのスプレッドが高い。

PayPay資産運用一択

PayPayポイントで株が買えるのは、PayPayアプリ内のPayPay資産運用のみ。また、PayPayポイントには通常ポイントと期間限定ポイントがありますが、株購入に使えるのは通常ポイントのみ。1ポイント=1円として、前述の日興フロッギーと同じく、最低100円から1円単位の金額指定で1株未満の株を買うことができます。PayPay資産運用を利用するには、PayPay証券の口座開設が必要

PayPay資産運用の特徴

※以下は国内株を売買する場合の特徴です。

取引が可能な国内銘柄数:650以上 ※2024年12月現在
取引ツール:PayPayアプリ内の「資産運用」。
取引方法:前場(リアルタイム)、後場(リアルタイム)

前場(リアルタイム)後場(リアルタイム)
注文方法成行成行
取引タイミング前場後場
注文受付時間9:00~11:2912:30~15:24
売買手数料スプレッド0.5%スプレッド0.5%

PayPay資産運用のメリット、デメリット

株価が高い銘柄も100円単位で買える。

売買のスプレッドが高い。
取り扱い銘柄数が少ない。
株売却や配当金の受け取りが現金でなく、PayPayマネー。

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